ごきげんよう、文学YouTuber”ベルりんの壁”のベルです。
文化系の動画を投稿する私ですが、読書の他に美術館・博物館巡りも大好き!
しかし、美術館や博物館は、なんだか格調高くて気が引けてしまうという人も多いと思っています。
「気になるけど、色々あって何が何だかわからない。」
「行くきっかけがない」
そんなみなさまのために、東京都(一部関東圏)の美術館・博物館情報を現在開催中の特別展を中心にまとめてみました。
随時更新予定です。※2018年6月2日最終更新
気になるものがあれば、ぜひ足を運んでみてください!
目次
- 1 プーシキン美術館展──旅するフランス風景画
- 2 ルーヴル美術館展 肖像芸術——人は人をどう表現してきたか
- 3 人体-神秘への挑戦-
- 4 建築の日本展:その遺伝子のもたらすもの
- 5 沖縄の旧石器時代が熱い!
- 6 生誕60周年記念 くまのパディントン™展り
- 7 ヌード NUDE -英国テート・コレクションより
- 8 ガレも愛した-清朝皇帝のガラス
- 9 没後50年 藤田嗣治 本のしごと
- 10 ターナー 風景の詩
- 11 【特別展】 琳派 ―俵屋宗達から田中一光へ―
- 12 エミール・ガレ―自然の蒐集
- 13 夢二繚乱
- 14 セーラー服と女学生 ~イラストと服飾資料で解き明かす、その秘密~
- 15 竹久夢二 暮らしを彩る小さな美 ―大正ロマンのかわいいデザイン―
- 16 まとめのまとめ
プーシキン美術館展──旅するフランス風景画
場所:東京都美術館
期間:2018年4月14日(土) ~ 2018年7月8日(日)
詳細:https://www.tobikan.jp/exhibition/2018_pushkin.html
珠玉のフランス絵画コレクションで知られるモスクワのプーシキン美術館から、17世紀から20世紀の風景画65点が来日します。神話の物語や古代への憧憬、あるいは身近な自然や大都市パリの喧騒、果ては想像の世界に至るまで、描かれた時代と場所を軸にフランス近代風景画の流れをご紹介します。様々な情景を舞台にした風景画は、その土地のにおいや太陽の煌めき、風にそよぐ木々や街のさざめきをも感じさせてくれます。
なかでも、初来日となるモネの《草上の昼食》では、同時代の人物たちとみずみずしい自然の風景が見事に調和しています。印象派の誕生前夜、26歳となる若きモネの魅力溢れる作品です。ほかにもロラン、ブーシェ、コロー、ルノワール、セザンヌ、ゴーガン、ルソーらの作品が集います。新緑の上野で、巨匠たちが愛した光と色彩が躍る美しい風景を巡る「旅」をどうぞお楽しみください。
New!
ルーヴル美術館展 肖像芸術——人は人をどう表現してきたか
場所:国立新美術館
期間:2018年5月30日(水) ~ 2018年9月3日(月)
詳細:http://www.nact.jp/exhibition_special/2018/louvre2018/
人の似姿を描出する肖像は、古代以来の長い歴史をもつ芸術ジャンルです。
本展は、ルーヴル美術館の全8部門から選りすぐられた約110点の作品を通して、肖像の社会的役割や表現上の様々な特質を浮き彫りにします。27年ぶりに来日するヴェネツィアの巨匠ヴェロネーゼの傑作《女性の肖像》、通称《美しきナーニ》から、古代エジプトの棺を飾ったマスク、ローマ皇帝やナポレオンなどの君主像、そして華麗な女性や愛らしい子どもたちの肖像まで、数々の肖像の名品が一堂に会します。
終了間近!
人体-神秘への挑戦-
場所:国立科学博物館
期間:2018年3月13日(火) ~ 2018年6月17日(日)
詳細:http://jintai2018.jp/outline/
特別展「人体」は、先人たちの飽くなき探究の歴史と功績、そして最先端の研究という二つの軸を通して、人体研究の今と昔を皆様に紹介します。
こちらのページではそんな本展のみどころを少しだけご紹介。いかに「人体」という永遠の謎がレオナルド・ダ・ヴィンチや現在の最先端の医学研究者たちを虜にしてきたかをお伝えします。最も身近でありながら、最も奥深い、人体の世界をお楽しみください。
関連動画ーダ・ヴィンチ展ー
建築の日本展:その遺伝子のもたらすもの
場所:森美術館
期間:2018年4月25日(水)~9月17日(月)
詳細:http://www.mori.art.museum/jp/exhibitions/japaninarchitecture/index.html
本展は、いま、日本の建築を読み解く鍵と考えられる9つの特質で章を編成し、機能主義の近代建築では見過ごされながらも、古代から現代までその底流に脈々と潜む遺伝子を考察します。貴重な建築資料や模型から体験型インスタレーションまで100プロジェクト、400点を超える多彩な展示によって、日本建築の過去、現在だけでなく、未来像が照らしだされることでしょう。
終了間近!
沖縄の旧石器時代が熱い!
場所:国立科学博物館
期間:2018年4月20日(金)~6月17日(日)
詳細:http://www.kahaku.go.jp/event/2018/04okinawa/
日本の人類史でもっとも古く、もっとも長く、もっとも謎に包まれている旧石器時代。そのころの日本列島に暮らした人々は、どのような姿をして、どのように暮らしていたのでしょうか。彼らの生前の姿を現代に伝えてくれる旧石器時代人骨の大半は、沖縄で発見されています。しかし、沖縄では石器などの道具が見つからず、彼らの暮らしぶりは長い間、謎とされてきました。そんな沖縄で、近年、世界最古の釣り針や旬のカニを味わうユニークな暮らしぶり、そして石垣島からの全身にわたる新たな旧石器人骨など、旧石器時代の大発見が沖縄の各地で相次いでいます。本企画展では、そんな熱気あふれる沖縄旧石器時代研究の最新情報をご紹介します。
生誕60周年記念 くまのパディントン™展り
場所:Bunkamura
期間:2018年4月28日(土)~6月25日(月)
詳細:http://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/18_paddington.html
「パディントン」シリーズ誕生60周年記念、また2017年6月に91歳で逝去されたボンド氏への追悼の意を込めた本展では、児童書シリーズの挿絵でお馴染みのペギー・フォートナムをはじめ各アーティストによる絵本や漫画の原画、世界中で出版された書籍、ボンド氏の貴重な仕事道具やインタビュー映像などにより、世代や性別、国を超えて親しまれるパディントンの世界を紹介します。
ヌード NUDE -英国テート・コレクションより
場所:横浜美術館
期間:2018年3月24日(土)~6月24日(日)
詳細:https://artexhibition.jp/nude2018/
ヌード─ 人間にとって最も身近といえるこのテーマに、西洋の芸術家たちは絶えず向き合い、挑み続けてきました。美の象徴として、愛の表現として、また内面を映しだす表象として、ヌードはいつの時代においても永遠のテーマとしてあり続け、ときに批判や論争の対象にもなりました。 本展は英国・テートが誇る近現代美術コレクションから「ヌード」をテーマとした絵画、彫刻、版画、写真などを紹介します。日本初公開となるロダン彫刻で”最もエロティック”な大理石像《接吻》は必見です。
ガレも愛した-清朝皇帝のガラス
場所:サントリー美術館
期間:2018年4月25日(水)~7月1日(日)
詳細:https://www.suntory.co.jp/sma/exhibition/2018_2/
ガラスといえば、「透明性」と「はかなさ」が最大の魅力ですが、特に最盛期の清朝のガラスは趣が異なり、「透明」と「不透明」の狭間で、重厚で卓越した彫琢が際立っています。その類まれなる美しさは、フランス・アール・ヌーヴォー期を代表する芸術家エミール・ガレ(1846-1904)をも魅了し、彼の造形に取り込まれていきました。
本展は、清朝皇帝のガラスの美を、ガレの作品とも比較しながら、有数のコレクションでご紹介する試みです。英国ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館から来日する作品群とともに、お楽しみください。
終了間近!
没後50年 藤田嗣治 本のしごと
場所:目黒区美術館
期間:2018年4月14日(土)~6月10日(日)
詳細:http://mmat.jp/exhibition/archives/ex180414
本展では、戦前のフランスで発行された藤田の挿絵本、1930年代から40年代の日本での出版に関わる仕事、 1950(昭和25)年フランスに移住した後の大型豪華本の挿絵などを中心に、藤田嗣治の「本のしごと」をふり返り ます。 また、絵画や版画といった「絵のしごと」、さらには藤田が友人に送った葉書や絵手紙、手作りのおもちゃ、 陶芸作品なども同時に展示し、藤田の幅広い創作活動を紹介いたします。
ターナー 風景の詩
場所:損保ジャパン日本興亜美術館
期間:2018年4月24日(火)~7月1日(日)
詳細:http://www.sjnk-museum.org/program/current/5319.html
イギリスを代表する風景画の巨匠、ジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナー(1775~1851)の展覧会です。穏やかな田園風景、嵐の海、聳(そび)え立つ山岳など、自然の様々な表情を優れた技法で表現したターナー。独特の光や空気感に包まれたターナーの風景画は、フランスの印象派をはじめ、多くの芸術家に影響をあたえました。本展覧会はターナーの水彩、油彩、版画作品約120点を、「地誌的風景画」「海景‐海洋国家に生きて」「イタリア‐古代への憧れ」「山岳‐あらたな景観美をさがして」という4つの章でご紹介し、その核心と魅力に迫ります。
【特別展】 琳派 ―俵屋宗達から田中一光へ―
場所:山種美術館
期間:2018年5月12日(土)~7月8日(日)
詳細:http://www.yamatane-museum.jp/exh/2018/rimpa.html
17世紀、京都で活躍した俵屋宗達は、やまと絵の様式を基盤としながら、デフォルメやトリミングといった斬新なアレンジにより、装飾性と意匠性に富んだ独自のスタイルを確立しました。また、宗達が下絵を描き、本阿弥光悦(ほんあみ こうえつ)が書を記した一連の作品では、平安時代の料紙装飾をモデルとしながら、書と絵が見事に響き合っており、グラフィックデザインに通じる感性をみてとることができます。こうしたデザイン性豊かな造形は、18世紀の光琳に継承され、19世紀に入ると、大名家出身の抱一がさらなる洗練を加え、いわゆる江戸琳派の様式を確立しました。本展では、当館が所蔵する琳派コレクションを中心に、宗達(絵)・光悦(書)《鹿下絵新古今集和歌巻断簡》(山種美術館)、光琳《白楽天図》(個人蔵)、抱一《秋草鶉図》【重要美術品】(山種美術館)、其一《四季花鳥図》(山種美術館)をはじめとする琳派の画家の優品を一堂に展示します。特に、近年、修復を行った当館所蔵の伝 宗達《槙楓図》(山種美術館)は、本展が修復後初のお披露目となります。
エミール・ガレ―自然の蒐集
場所:ポーラ美術館
期間:2018年3月17日(土)~7月16日(月)
詳細:http://www.polamuseum.or.jp/sp/emile_galle/
ポーラ美術館では、開館以来初となるエミール・ガレ(1846-1904)の展覧会を開催いたします。フランス語で「新しい芸術」を意味する「アール・ヌーヴォー」が流行したのは、19世紀末のことです。自然の有機的な形態を着想源とした曲線をふんだんに用いたこの芸術様式において、ガレはガラス工芸の分野で第一人者として活躍しました。
植物学や生物学をはじめとする博物学的な知識と卓越した技術を駆使して、傑出した芸術作品を次々と生み出したガレ。自然界に存在するさまざまなかたちを見つめ、植物や昆虫、動物、そして海の生物といった数多くのモティーフを意匠化したガレの芸術制作は、自然を蒐集するコレクターになぞらえることができるでしょう。
とりわけ植物の研究に取り組んだガレは、植物や昆虫のすみかである「森」を生命の象徴として捉えていました。また、19世紀後半は海洋学が進展した時代であり、「海」の生態についての関心が一層高まりを見せます。「森」と「海」というふたつの主題は、ガレが晩年に傾倒した象徴主義の文学や芸術にも深く関わっていました。
本展では、初期から晩年までのガレの優品を辿りながら、芸術家の創造の源泉であった「自然」を、「森」と「海」というふたつの視点から紹介します。
夢二繚乱
場所:東京ステーションギャラリー
期間:2018年5月19日(土)~7月1日(日)
詳細:http://www.ejrcf.or.jp/gallery/exhibition/201805_yumeji.html
展覧会は4章構成になっています。第1章では、夢二の若き日々を検証します。第2章では、出版や印刷・版画などを中心にした夢二の仕事を、第3章では、その中でも音楽や楽譜にまつわる仕事を取り上げ、第4章では、夢二の自伝小説『出帆』原画と、没後の龍星閣による出版活動などを紹介します。
セーラー服と女学生 ~イラストと服飾資料で解き明かす、その秘密~
場所:弥生美術館
期間:2018年3月29日(木)~6月24日(日)
詳細:http://www.yayoi-yumeji-museum.jp/yayoi/exhibition/now.html
「セーラー服=女学生。しかし、これは日本人独特のイメージであるようです。
セーラー服とは19世紀中頃のイギリス海軍の水兵服にはじまり、その後、子ども服、女性服としても流行したファッションの一つのスタイルです。
本来は着る人の年齢を問わないユニセックスなファッションであるセーラー服が、
なぜ、日本においては女学生服として定着し、100年もの間、愛されているのでしょうか?
本展覧会ではイラストレーションと服飾資料により、その秘密と魅力に迫ります。
武内直子『美少女戦士セーラームーン』の原画(合計3点)、中村佑介の最新作を含む原画20点を展示いたします!
竹久夢二 暮らしを彩る小さな美 ―大正ロマンのかわいいデザイン―
場所:竹久夢二美術館
期間:2018年3月29日(木)~6月24日(日)
詳細:http://www.yayoi-yumeji-museum.jp/yumeji/exhibition/now.html
大正ロマンを象徴する画家・竹久夢二(1884―1934)は、日常生活を趣味良く彩るためのデザインも手掛け、日本のファンシーショップの先駆けともいえる「港屋絵草紙店(みなとやえぞうしてん)」を開店し、“かわいい”をコンセプトにした商品づくりに心を傾けました。
本展では港屋絵草紙店で人気を誇った千代紙をはじめ、着物小物、絵葉書、装幀本など暮らしの中で花開いた、小さくてかわいい夢二図案&装飾の数々を紹介します。
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まとめのまとめ
ジャンルを問わず、様々な美術館・博物館の展示をご紹介しました。
みなさんはどの展示が気になりましたか?
ぜひ、休日の過ごし方の参考にしていただけると嬉しいです。
私が実際に行った美術館についてはレビュー動画を出す予定ですので、ぜひそちらもお楽しみに!
それでは、ごきげんよう。
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