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ノーベル賞、芥川賞、映画化作品まで!

ごきげんよう、文学YouTuber”ベルりんの壁”のベルです。

 

2017年は沢山の本を書評しました。
その数全部で20冊!

 

そこで、読んだ本を“面白かった”を基準にランキング形式で総まとめしました。
(※独断と偏見です。)
 

2018年に読んで欲しいおすすめ順にもなっていますので、ぜひご覧ください。

20位〜1位の順で見たい方はこちらから!

よろしければ、チャンネル登録をお願いします。

おすすめ本ベスト20を一挙公開!

さあ、ここからはさらに詳しく!
1位〜20位の順に発表していきます。
 
紹介本は全て1冊ずつ動画で書評しています。
“気になるけど読むか迷っている”という方は、合わせてご覧いただけると嬉しいです。
 
それでは、いってみましょう!

コンビニ人間/村田沙耶香(文藝春秋)
クレイジーな芥川賞!

文句なしの第1位!

 

年2回行われるし、最近文学賞は芸能色が強いから…なんて思っていたけれど、芥川賞は芥川賞でした。

 

今まで読んだ中で一番読みやすく、しかし考えるところは深いです。

 

“普通でないことの葛藤”や、”常識って何?”というテーマは小説の中でも多いのですが、問いかけ方が違います。

 

無駄を全て省いて、そこにある姿だけを映しているようです。

 

すると浮かび上がってくるものは、読者の感情やむき出しの自分でしょう。
あなたがどんな人か試されているかも…?

 

これは常人には書けないです。
さすが”クレイジー紗耶香”と呼ばれるわけだ!

 

ナミヤ雑貨店の奇蹟/東野圭吾(角川文庫)
温かいミステリ?

最近、ほっこり足りていますか?

 

ミステリ作家の作品は、スリルと謎解きを楽しむイメージが強いと思いますが、東野圭吾は“感動✕ミステリ”を仕掛けてきました。

 

連作短編的な作りなので、読みやすさはもちろんのこと、ストーリーが輪をかけていくという期待の膨らみがたまらない。

 

映画では山田涼介さんが主人公を演じていますし、若者向きかと思いきや!
ビートルズや牛乳箱など昭和レトロが盛りだくさんです。

 

タイムスリップによるファンタジー要素も加わり、読後、一番温かい気持ちになりました。

この闇と光/服部まゆみ(角川文庫)
過去最大のどんでん返し!

「はっ?」「えっ?」とページを戻す箇所が最低2回はあるでしょう。

 

芸術、音楽に囲まれた優雅で貴族的なお話が、どうしてああも一瞬にして!

 

美しい謎解き小説です。

 

少しでも口走ってしまったらネタバレになりそうで…

 

あの感覚はもう本を読んでは味わえないかもしれない。

 

今から読む人が羨ましいです。

 

騙されない自信、ありますか?

沈黙/遠藤周作(新潮文庫)
神とは…信じる心とは…

歴史を習う中でも”踏み絵”は印象に残るワードではないでしょうか。

キリシタン弾圧をドラマチックに描く、もがく…

 

それでも神は沈黙するのか?

 

映画を見たわけでもないのに、物語の映像が頭に浮かぶリアルさ。
気分が重くなるほど刺さります。

 

読後は自分がサイレンスになるでしょう。

生き方が変わるかも。

 

一生に一度は読みたい

わたしを離さないで/カズオ・イシグロ(ハヤカワepi文庫)
世にも奇妙なノーベル賞!

2017年ノーベル文学賞受賞者の作品です。

 

ドラマ版も良いですが、情感豊かな表現は日本語訳でもすっと入ってきます。

 

ありそうでなさそうな、背筋がぞくっとするような設定です。

 

しかし、おとなしい主人公の語り口が心にきます。
人間味のあるキャラクターと追う真相と人生。

 

思わず、
私の生きる意味って…?

カエルの楽園/百田尚樹(文春文庫)
百田節炸裂!
二度と同じジャンルの本を書かないというヒットメーカー百田尚樹氏。
 
児童文学の皮を被った予言書爆誕です。
 
人や国を”擬カエル化”し、百田氏から見た今の日本とこれからの日本をわかりやすく伝えていきます。

 

政治にそこまで詳しくない私でも状況を整理できました。

 

一体何を例えているのか、クイズ感覚で見るのもありでは?

 

ってか、日本、やばいって…

建築士・音無薫子の設計ノート 謎(ワケ)あり物件、リノベーションします。/逢上 央士(宝島社文庫)
建築関係トントントン!

敏腕お姉さん建築士の下で大学生がインターン。
そこには執事的なイケメンもいて…?

 

アニメみたいな設定ですが、ラノベに慣れていないという私でもひっかかりなく読めました。

 

若干の謎解き要素もあって1話完結。
しかも全部ハッピーな気持ちで終われるんです!

 

理系、オタク気質の人に合ってると思いますよ。

 

嗚呼、振り回されたい

今からあなたを脅迫します/藤石波矢(講談社タイガ)
なんちゅう職業!

今度は、女子大学生が巻き込まれる!

 

ポップなクライムミステリです。

 

“危険な男はモテる”って、こういうことを言うんですね。
女性のみなさん、私のように”脅迫屋”に惚れてください。

 

ユーモアあり、スピード感ありで漫画のように楽しく読めちゃいます。

 

素直に撃たれろ!

9位

アイネクライネナハトムジーク/伊坂幸太郎(幻冬舎文庫)
絆はベリーストロング!

ミュージシャン斉藤和義さんからのオファーで小説や楽曲制作が実現!

 

ファンにはたまらないですし、そうでなくても作品自体かなり元気を貰えるものです。

 

連作短編における時を越えた繋がりが面白い。
普通の人生だと思っていたけれど、実は奇蹟の連続なんですね。

 

次のヒーローは君だ!

10位

望郷/湊かなえ(文春文庫)
ドロドロ故郷…

“ふるさと”が必ずしも温かいものでもありません。

 

良くも悪くも”故郷に”思い入れのある方へ、小さい島に渦巻く嫉妬、悲哀がもたらす短編集です。

 

なんでもかんでも明るいと現実との差に疲れてくるんですよね。

 

彼女の重さと細かい描写は、日常生活にも置き換えられるような共感を呼ぶものがありました。

 

それでもどこかに、兆しはある

11位

仮面病棟/知念実希人(実業之日本社文庫)
一気読み必至!

現役医師による医療ミステリという信頼感。

 

読み始めが億劫という人もいると思いますが、次々新たな展開を迎えるため飽きないです!

 

夜中の元精神病院、ピエロ、銃声…

 

スリルとスピードとその間に生まれるラブ?もどうぞ!

 

寝る前に読んだら、覚悟

12位

最低。/紗倉まな(角川文庫)
女が見るAV女優

芸能人、有名人枠第1位!11月には映画化もされました。

 

現役人気AV女優が書くからこその説得力です。

 

女性の切なさ、孤独感を”AV女優”という職業に乗せて届ける連作短編。

 

それでもAV女優をどう思いますか?

13位

本音で生きる 一秒も後悔しない強い生き方/堀江貴文(SB新書)
プライドを捨てないか?

ビジネス、自己啓発系を読もうと思ったらまずは浮かんでくる名前かと思います。

 

「羨ましいよ!ホリエモンみたいな生き方」って思いますよね。

 

まずは読むことが最初の一歩なのかなって、参考程度に覗いてみたところ、「なんだ、考え方とやるかどうかの問題じゃん!」

 

迷っている”やりたいこと”を行動に移す勇気が出ます。

 

キンコン西野の推薦も、想定内

14位

ロスト・シンボル(上・中・下)/ダン・ブラウン (角川文庫)
フリーメイソンの謎が!

「インフェルノ」の映画化を受けて読んだ、”ダ・ヴィンチ・コード”シリーズ第3弾です。

 

YouTubeでも人気の都市伝説“秘密結社 フリーメイソン”と黒幕に迫っていきます。

 

ワシントンD.C.の建造物を想像しては、「ああ、行ってみたい。見てみたい。」

 

3冊読む価値アリ

15位

革命のファンファーレ 現代のお金と広告/西野亮廣(幻冬舎)
炎上しているのは”想い”だった

YouTuberやメディアサイト運営者、インフルエンサーは必読です。

 

ここまでやるか!というキンコン西野戦略に感心してしまいます。

 

まんまと絵本「えんとつ町のプペル」まで読んで号泣。

 

今という時代を生き抜く1冊です。

 

ぐずぐずしてると置いてかれるぞ!

16位

ナラタージュ/島本理生(角川文庫)
表現力1位!

教師と元生徒の恋愛と聞いて、ストーリーは大体想像ついてしまうものです。

 

しかし、圧倒的表現力がそうはさせない。

 

紡いだ言葉に足跡がついていく感じとでもいいましょうか。

 

ファッショナブルで、季節感があって、いやらしくない。

 

読んでタイトルの意味を知る

17位

通りすがりのあなた/はあちゅう(講談社)
本業は作家!

Twitterでの発言に注目を浴びがちなはあちゅう氏ですが、小説家デビューをしています。

 

海外が結ぶ曖昧な関係がテーマ。

 

淡く滲むように心に広がります。

 

彼女のイメージがガラリと変わりました。

 

これが、私のやりたいこと

18位

君の膵臓をたべたい/住野 よる(双葉文庫)
号泣必至!

衝撃なタイトルと映画化もあり、大ヒット作に。

 

病気と純愛と…そんなの泣いてしまうに決まっているではないですか。

 

まさかのオチもポイントです。

 

1日平穏に生きることの大切さを知ることができます。

 

浄化しませんか?

19位

ボクたちはみんな大人になれなかった/燃え殻(新潮社)
Twitter文学者

情緒あふれるつぶやきが話題となり、会社員男性が小説家デビュー。

 

若い頃は色々やった、駆け抜けた。

 

後悔はないけれど、心残りがある人へ。

 

イケイケ40代男性の昔を懐かしむ気持ちがわかったような気がします。

 

あの時の忘れ物、取り戻せるだろうか。

20位

働く男/星野源(文春文庫)
“時の人”のお仕事
“逃げ恥”で大ブレイクを果たした星野源氏。

 

私も見様見真似の恋ダンス動画(現在削除)を沢山の方に見ていただきました。そこから湧く彼への好奇心!

 

映画コラム、音楽活動、演技の3部に分かれ、それぞれの仕事への想いが綴られています。

 

多方面に活躍する彼に憧れを抱きました。

 

ピース又吉氏との対談も良き

まとめ

2017年に読んだ面白かった本をランキング形式でお届けしました。
 
映画化作品や話題のあの人など、多くの人が興味を持つ本を中心に書評できたと思っています。
ぜひ2018年に読む作品の参考にしていただけると嬉しいです。
 
また、読書は時間がかかりますから、読み始めのハードルがあると思います。
もし気になる作品がありましたら、更に詳しい1冊ずつの書評動画をご覧ください。
ネタバレはありません!
 
素敵な1冊に出会うお役に立てれば嬉しいです。
 
2018年はもっと濃い読書の年にしたいですね。
動画もブログもガンガン更新していきますので、応援してください!

ぜひ、”ベルりんの壁”の記事を各ブログで紹介していただけると嬉しいです!

チャンネル登録もよろしくお願いします!
それでは、ごきげんよう。

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