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アイネクライネナハトムジーク書評(ネタバレなし)

ごきげんよう、文学YouTuber"ベルりんの壁"のベルです。

 

人気ミステリ作家で、私の読書冊数が一番多い伊坂幸太郎さん。

 

新作の連作短編を読み終わりましたので、書評をしました。

※ネタバレなし

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アイネクライネナハトムジーク書評(ネタバレあり)

動画ではネタバレなしでお送りしましたので、ここではネタバレを含め、全6話収録の連作短編を1話ずつ振り返ってみますね。

ーあらすじー
ここにヒーローはいない。さあ、君の出番だ。
奥さんに愛想を尽かされたサラリーマン、
他力本願で恋をしようとする青年、
元いじめっこへの復讐を企てるOL……。
情けないけど、愛おしい。
そんな登場人物たちが紡ぎ出す、数々のサプライズ! !
伊坂作品ならではの、伏線と驚きに満ちたエンタテイメント小説!

※ここからネタバレあり

 

アイネクライネ

出会い譚!
 
なんだかんだこれが一番好きです。
 
"アイネ・クライネ・ナハトムジーク"の意味も思い出しました。
 
主人公の名は"佐藤"。
 
彼には"織田一真"という友人がいるのですが、最初は「なんて男(夫)だ!」と思うようなやつです。
 
でも、どんどん愛らしさが出て来ます。
 
また、佐藤の先輩である"藤間"は、妻に出ていかれたどん底リーマン。
 
しかし、そこまで暗い気持ちにさせない柔らかさがありましたね。
 
彼らと触れ合うことで、佐藤も"出会い"について深く考えるようになっていきます。
 
そして、自分に奇跡が起きるきっかけは、なんと"バズ・ライトイヤー"!
 
絵が浮かぶだけに、彼らが現実の世界にいる気持ちになりました。伊坂さんらしく東北舞台ってのも良いですね。
 
ハッピーエンドを匂わせる終わり方も好きでした。

ライトヘビー

まずは表紙をご覧ください!
アイネクライネナハトムジーク (幻冬舎文庫)
ビルに映っている映像が、この物語における運命を分ける試合です。
 
アラサー美奈子は、声しか知らない友人の弟学(まなぶ)と何ヶ月も電話だけを続ける関係にあります。
 
時代錯誤も良いところですし、この男はなんだか怪しいです。
 
しかし、彼が何者かが判明した瞬間に私は完全に惚れました。
 
"気は優しくて力持ち"を表したような人ですね。
 
試合後のインタビューシーンはこっ恥ずかしいけれど、伏線回収ということで。
 
美奈子が羨ましい。

 

ドクメンタ

LINEさえあればいつでもどこでも誰とでも、簡単にアポ・キャンセルできてしまう時代。
 
だからこそ、5年ごとに"不確定だけどお互いの気持ちがあれば会える"という運転免許センターでの出会いにドキドキ感を覚える作品です。
 
しかもそれが、友情でも愛情でもない男女の"何か"というところがポイントではないでしょうか。
 
二人はだらしない性格ゆえに夫婦生活にガタが来ているという共通点持ち。
 
しかし、女性は男性(またまた"藤間")の常に先の展開を行くため、まるで自分の未来を見ているようです。
 
修復の材料として、記帳で思いを伝えるやり方を指南する部分はさすがにピンポイントすぎるだろと思いましたが、これからの人生にヒントを与えてくれる明るい導きがあります。

 

ルックスライク

学生におすすめです。
 
父親みたいなしょぼいリーマンにはなりたくないと思っている男子高生に、なんとクラス1の美女との接近チャンスが到来!
 
一方でファミレスバイトを舞台にした男女の話も別途進んでいきます。
 
その話が駐輪場の事件で繋がった時…
 
「うっはー親父、美人担任が元カノだったんですか。やるやん」
 
スッキリ感を覚えます。
 
一番可哀想なのは、知らぬ間に夫と元カノが仲睦まじく話しているところを息子に見られ、挙句の果てに貧乳と言われた彼のお母さんでしょう(笑)

 

メイクアップ

これが一番尖った内容ではないでしょうか。
 
人間の裏の感情が垣間見えました。
 
化粧品会社のバリキャリ窪田は、広告代理店に務める元いじめっ子小久保に遭遇。
 
そうとは知らない小久保はあの手この手でコンペの勝利を狙います。
 
その一つの手法なのか?なんと小久保は窪田を合コンに誘います。
 
ちょっとは改心したかと期待していたのに、出るわ出るわマウンティング。
 
これを知った窪田の同僚の友人は復讐を持ちかけるのですが、当の本人はしぶったままです。
 
しかし、実は小久保が合コンで狙っていた相手は実は既婚者男らしいことが発覚し「ざまぁないですね」
 
因果応報、自業自得な感じが出ていました。
 
とはいえ、スペック重視で付き合っていたら実は相手は"新婚でもうそろそろ子供が生まれる"なんていう話を聞いたことがあるので、もしかしたらあるあるなのかもしれません。

 

ナハトムジーク

登場人物たちがどうなったかの時と人を超えた全てのまとめです。
 
読後は達成感に満ち溢れることでしょう。
 
この作品に関しては、皆まで言わない!
 
 
アイネクライネナハトムジークは"2018年おすすめ本"にもランクインしています!
ぜひ、こちらの記事も確認してみてください。

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まとめ

今夜は、「小夜曲」を聴いて眠りましょう。
 

ぜひ、"ベルりんの壁"の記事を各ブログで紹介していただけると嬉しいです!

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それでは、ごきげんよう。

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